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お客さんの温度感


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

自分のビジネスに情熱がある人が
勘違いしてしまいがちなことがあります。

 

 

それは、

「すべてのお客さんが本気で
自分のサービスを使ってくれている」

と思い込んでしまうことです。

 

たとえば、幼児向けの英会話教室の
ビジネスをしている人がいたとします。

 

そういう人は、よく次のような
誤解をしているケースがあるのです。

 

・「親御さんたちは、自分の子どもに
 ネイティブレベルの英語力を付けたいと
 思っているはずだ」

・「子どもに英語力をつけるためなら、
 家庭学習にも協力してくれるだろう」

・「きっと親御さんも一緒になって、
 英語を学びたい気持ちを持ってくれている」

・「留学にも興味があるかもしれない」

 

上記の文言を読んで、あなたはどう思いましたか?

 

第三者として読めばわかると思いますが、
ほとんどの親は、ここまで本気で
子どもに英語を学ばせたい考えてないですよね。

 

「習い事をさせるなら、英語も悪くないかな」
といった程度の気持ちでしょう。

もっと言えば、「託児所の替わり」くらいの認識で
英会話教室に通わせている親もいるはずです。

 

「子どもが家にいるとうるさいから、
英会話教室にでも入れておいて、
その間に家事や仕事でもしよう」

と。

 

こういったお客さんの温度感をわかっていない人は、
まとはずれなサービスばかりをしてしまいます。

 

「ネイティブレベルにするための~」とか
「留学させたいなら~」などと提案して、
どんどんお客さんの反応が悪くなっていくのです。

 

もちろん、ビジネスをする人が、自分の分野に
情熱を持っているのは素晴らしいことです。

ただし、お客さんの温度感を
見誤らないように注意してください。

 

この幼児向け教室の例で言えば
「親御さんに手間はかけません!」とでも
訴求した方が、はるかにウケる可能性が高いでしょう。

 

もっとも、あまりにもお客さんに媚びすぎると、
ビジネスのやる気が落ちてしまう起業家もいます。

「このビジネスをやる意味を見失った……」
と、無気力になってしまう場合もあるほどです。

 

そうならないためには、お客さん側のニーズと
売り手側の情熱が、両立できるように
マーケティングを設計する必要がありますね。

 

そういったマーケティングができないと、
売上が落ちるか、情熱が低下するかの
苦しい二者択一になりかねません。

 

本質的なマーケティングを知らないと
ストレスまみれのビジネスに
なってしまうということです。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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