こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「一緒にビジネスをしませんか?
上手くいったら、売上の3割をお渡しします」
ビジネスで小さな結果を出すと、
このような提案をされることがあります。
知らない人からタイアップ依頼のメールが来たり
飲み会でジョイントベンチャーを持ちかけられたり
するようになるのです。
そして、駆け出しの個人事業主の方が、
こうした提案を聞いて、深く考えもせずに、
引き受けてしまうことがあります。
「自分にも運気が舞い込むようになった!」
などと、調子に乗る人もいます。
ですが、私はこうした
安易な提携の話に、警鐘を鳴らしたい。
なぜなら、場合によっては
「詐欺の片棒を担ぐこと」になりかねないからです。
というのも、年商数千万円以下の個人事業主に
そこまで魅力的なビジネスの話が来ることは、
ほとんどありません。
どちらかと言えば、個人事業主を
カモにしている輩の方が、圧倒的に多い。
そういった輩は、零細ビジネスをしている人を
単発のプロモーションのネタにだけ使って
使い捨てにすることがよくあります。
詐欺まがいのビジネスをして、問題が起きたら、
その責任を個人事業主の方に押し付けて、
トンズラしてしまうのです。
しかも、悪質な業者と付き合っていると、
周囲の人からは、あなたも同じ穴のムジナに
見られるようになってしまいます。
業界に悪名が広まってしまい、
その後のビジネスがやりにくくなっていくのです。
自分の情熱も下がり、
お客さんからもクレームも増えるという
悲惨な結果になることがよくあります。
ですから、知らない業者からあなたに
提携の話が舞い込んでも、
安易に受けないように、注意してください。
「これも何かのご縁かもしれない」
などと、非論理的な理由で引き受けてしまうと、
生活がボロボロになっていきます。
詐欺の片棒を担がないように、
ぜひ慎重になってほしい。
また、そもそも、悪質な提携の話に乗っかる人は
「一発逆転したい」という
幼稚な考えであることも多いものです。
心理学を学んで、自分の幼稚性を治さない限り
同じパターンを繰り返してしまうでしょう。
ちなみに、私は詐欺師の特徴や条件について、
過去にも何度か記事を書いています。
あわせて読んでみてください。
ご参考:詐欺師についての記事