こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、私のセミナーの参加者で、自営業の方がいるのですが、
メールマガジンを新しく発行しようとしていました。
私は、その様子を何気なく観察していたのですが、
どうも、違和感があるのです。
というのも、彼の行動から、
「良い内容をメールマガジンに書いたら
読者が増えるに違いない」
というような、彼の思い込みが伝わってきたのです。
失礼ながら申し上げますが、こういった方は
「ビジネスの基本が身についていない」と言えます。
では、ビジネスの基本とは何か?
それは、お客様の立場に立って考える、ということ。
シンプルですが、言うは易く行うは難し、ですね。
ここで、あなたに3つの質問です。
Q1.この3ヶ月~半年の間で、
「このメールマガジン、内容が良いから読んでみて」
と他の方に登録を薦めたことは何回ありますか?
A1.ほとんどゼロのはずです。
つまり、内容が良いという理由で
口コミされることはまずありませんから、
メールマガジンの読者が増えることはありえないのです。
Q2.この3ヶ月~半年の間で、
内容が面白くないという理由で、
解除したメールマガジンは何誌ありますか?
A2.おそらくですが、かなり多いと思います。
つまり、内容が良くても読者は増えませんが、
内容が悪いと、解除率が高くなり
読者数は減るのです。
Q3.この3ヶ月~半年の間で、
新しく、に登録したのは
どういった時でしたか?
メールマガジン
A3.動画や音声など、何かしらのプレゼントを貰うために、
メールアドレスを登録した場合が多かったのではないかと
私は予想しています。
すなわち、何かしらのプレゼントをあげないと
多くの人はメールマガジンに登録しない、
ということですね。
まとめると、
・内容が良くても読者数は増えない。
・ただし、内容が悪いと読者は減る。
・読者数を増やすためには、登録と引き換えに
何かしらのプレゼントをする必要がある
ということですね。
お客様の立場に立って、たった3つのケースについて
パッと考えただけでも、
「良い内容をメールマガジンに書いたら
読者が増えるに違いない」
というのは間違いであるということが分かります。
「お客様の立場に立って考える」というのは
ビジネスの基本であり、究極の奥義なのです。