こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたはワードロンダリングという言葉をご存知でしょうか?
もし知っていたら、すごいです。
なぜなら、私の造語だからです(笑)。
マネーロンダリング(資金洗浄)というのは、
詐欺や脱税などの犯罪などで手に入れた「汚いお金」を
きれいなお金に見せかけることです。
出所を消して、合法なお金に見せかけて、
警察や税務署などによる口座凍結や差し押さえなどから
逃れるためにおこないます。
それで、ワードロンダリングというのは、
読んで字のごとし、単語洗浄のことです。
たとえば、「借金」と言うと汚いイメージがありますが、
それを「キャッシング」と言うと汚い印象は減ります。
もちろん、まったく同じものを指していますが、
心理的なハードルがかなり下がりますよね。
ここに、金融業界のずる賢さを感じます。
誰かに犯罪の容疑がかかっているとき、
普通はその人のことを「容疑者」と呼びますよね。
ですが、それがジャニーズのタレントだと
メディアは「メンバー」と報道します(笑)。
これは、ジャニーズ事務所がメディアに圧力をかけて、
ワードロンダリングをしているのです。
容疑者よりもメンバーのほうがきれいな単語だからです。
あとは、カジノというと汚れたイメージがありますが、
電通が下記の様にワードロンダリングをしました。
「カジノではなく、カッシーノと呼ぼう。
Casinoの正しい発音はカッシーノが一番近いから。
英語圏でカジノと言ってもほぼ通じない」
まあ、誰から見ても間違いない事実なのですが、
その裏には意図が見え隠れしますよね。
カジノをカッシーノと置き換えることで、
単語についた汚れを洗浄しようとしているのです。
なんのためかと言えば、電通が国からお金をもらって、
カジノ誘致を進めるためです。
こういった形で、汚いイメージのある単語でも、
英語にしたり、違う表現にしたりすると
汚れを洗浄できるのです。
一般的にコピーライティングというと、
商品やサービスなどをより良く見せるもの、
というイメージがあるかもしれません。
しかし、汚いイメージの単語を
きれいに見せるという使い方もあるのです。