こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
誰かが作ったエクセルのファイルを見ると、
「ああ、この人はエクセルを使うのが本当に下手だな」
ということが一発でわかる場合があります。
それはエクセルの設計思想から
はずれた使い方をしている人です。
たとえば、「825人」とか「57人」というように
“人”といった単位までセルに入力している人ですね。
私はこういうファイルを見ると、
呆れてげんなりしてしまいます(笑)。
なぜなら、エクセルのセンスがないからです。
セルの中に単位まで入れてしまうと
数値ではなくて文字列になってしまうので
そのセルを使った計算ができなくなりますよね。
エクセルというのは表計算のためのソフトなので、
計算できないセルは邪魔なのです。
ですので、セルには単位は入れず、
「825」とか「57」と半角で入力するのが正解です。
もちろん単位はしっかりと入れる必要はありますが、
それは表の上部などに「(単位:人)」と書いておけば
それですむ話です。
同様に、セルの結合をする人も
やはりエクセルがセンスがない人です。
なぜならセルの結合をしてしまうと
そのセルを含む範囲への貼り付けがしにくくなるからです。
また、そのセルを含む範囲をコピーして、
他へ貼り付けるのもしにくくなります。
さらに、セルが結合されてしまうと並び替えもできません。
つまり、セルを昇順や降順に並び替えをする場合、
セルの結合を解除するしかありません。
なので、私が結合されたセルを見ると、
「ああ、もう終わってるな」と感じます。
視点が高い人は、おそらくこういうミスはしないでしょう。
些細なことですが、こういう細かいところで
エクセルの実力は評価されるので気をつけましょう。