こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
セミナーの場で、私が参加者に指摘することの1つは、
「言動の不一致」です。
たとえば、口では「私は起業したいです!」と言っているのに、
ほとんど行動していない人っていますよね。
そういう人に、私は容赦なく質問します。
「そうなんですね、それでは質問ですが、
起業のために実際にした行動を教えてください」
と聞くとボロが出てくるのです。
「いや、まだ起業の準備の段階なのですが、
起業についてインターネットで調べたり、
本を読んだりしました」と稚拙な答えが返ってきます。
その後におこなわれるのは、こんなやり取りです。
相馬:
「なるほど。本を読んだって、何冊読んだんですか?」
参加者:
「まだ数冊ですね……」
相馬:
「えっ、たった数冊ですか!?
それって、ほとんど行動していないですよね。
ネットサーフィンという方が適切では?」
参加者:
「たしかに、適切かもしれません……。
ですが、起業について知らないので、
まず情報収集をしようと思ったので……」
相馬:
「もし本気で情報収集をしたいのであれば
成功している起業家に実際に会いにいくとか、
その方が質の高い情報が手に入ると思いませんか?」
参加者:
「それは思いつきませんでした……」
相馬:
「いやいや、思いつかなかったというよりも、
起業をしたいと心から思っていないから
考えていなかっただけではないですか?」
参加者:
「そう……ですね……」
相馬:
「心から起業をしたいと思っていれば、
今頃もっと行動しているはずです。
申し訳ないですが、言動が一致していないと感じます」
参加者:
「すみません。実はそこまで起業したいとは
思っていないです……」
と、やり取りはこんな流れで進みます。
要は、言動が一致していない部分を見つけたら
私はグリグリと矛盾を指摘していくわけです(笑)。
多くの場合、矛盾している部分に
何かしらの認知のゆがみがあるからですね。