こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私のまわりだと、コーチやコンサルタント向けの
ビジネスをしている人が結構います。
たとえば「コーチやコンサルタント向けの集客法」
といった切り口の商品ですね。
私はこういった人たちを見ると、
「マーケティングを勉強していないんだろうなぁ」
と思うのです。
マーケティングの中の、とくにポジショニングですね。
さて、何かの業界において、
新しくて良い市場が見つかったときは
最初はとても反応率が高いのです。
なぜなら、商品を世の中に出すと、お客さんが、
「そうそう! 私の求めていたのはこれだよ!」
と自分から飛びついてくれるからです。
ですが、だんだんと模倣者が現れます。
競合も同じように、コーチやコンサルタント向けの集客法を
提供し始めるのです。
すると、どんどん競争が激化していきます。
顧客獲得単価が上がっていくのと同時に、
反応率が下がっていくのです。
反応率というのは、昔キャンペーンをしたときは
100人ものお客さんが集まったのに
今だと30人しかお客さんが集まらないといったことです。
私はこれを「ポジショニングのスイカ現象」と呼んでいます。
スイカというのは、そう、果物のスイカです。
切ったスイカを食べると、
最初の一口はとても甘いですよね。
ですが、食べていくにつれて甘みが薄れていき、
皮の近くまで行くと渋くなります。
これと同じで、新しくて良い市場が見つかったとき、
最初は反応が良く、おいしい思いができます。
ですが、模倣者が現れるせいで、
だんだんと反応が悪くなっていき、
どんどん渋い思いをすることになります。
あなたは、模倣者によって苦しめられていませんか?
模倣者は、「一緒に市場を広げましょう」
と言うことが多いですが、あれは虚構ですからね(笑)。