こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は自己肯定感を高めるためには、
まず自己受容をした方がいいと言ってきました。
「自己を受容する」と書いて自己受容ですが、
自己受容を分かりやすい言葉でいうなら、
「自分へのあきらめ」
です。
つまり、「自分はこの程度の人間で、
変わろうと思っても大して変われないんだ」と
自分をあきらめることですね。
<自己受容の例>
・私の容姿はこんなもので、
ここから大して良くならないんだ
・性格は遺伝で4~5割決まるから、
あまり変われないんだ
・IQは遺伝で約8割決まるから、
私はこんなものなんだ
・数学や執筆、スポーツなどの才能は、
努力しても伸びないんだ
などなど。
ご参考:遺伝子に逆らうな!
なお、自己受容の対義語は万能感です。
万能感とは、「自分は万能である」という感覚のこと。
「等身大の自分の実力」から
「本人がイメージする自分の実力」が
大きくかけ離れている状態ですね。
<万能感の例>
・私には●●の才能があって、
このまま努力していれば、将来きっと成功するだろう
・私が結果を出せていないのは、
本気になっていないだけ
・私はあまり努力をしなくても、
意外と簡単に結果が出るだろう
つまり、上記のような万能感を捨てて、
以下のように厳しい現実を直視することが
自己受容とも言えます。
<万能感を捨てた例>
・この歳になっても成功していないということは、
私には才能がないし、大成功もできないだろう
・私は、実は現時点ですでに本気を出しているし、
今のひどい結果は自分の実力どおりである
・私は才能がないのだから、
普通の人の何倍も努力して、
ようやく結果を出せるかどうかだ
このように、ダメな自分を受け入れ、
あきらめることはキツイことですが、
それをしないと人生は変わりません。
これは目標設定をするときもそうですね。
目標を立てる際には、まず万能感を捨てて、
ダメな自分を受け入れ、あきらめ、
等身大の自分から考えることですね。
そうしないと、30歳を過ぎてもまったく売れない、
ミュージシャン志望の人みたいに
叶わない夢を追いかけ続けることになります。
そういう人って、理想と現実の自分の差がひどいので、
ニートや引きこもり同然になるんですよね(笑)。
これ、とても重要なことなのですが、
教えないコンサルタントやコーチばかりで
みんな勉強不足だなあと思うのです。