こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
少し前から、私の過去の話をしています。
今日は、私が起業後、少しずつ状況が改善し始めた頃の話です。
私自身、他の人以上に、
「結果を出せない自分には価値がない」
という無価値感が強く、それがきっかけで
色々な自己啓発の本やセミナーにお金を投資しました。
しかし、それらは実際には役に立たないことや、
嘘が多いことが多いことに気づき始めたのです。
自己啓発の本やセミナーなどで、
手垢がついていると言われるくらい、よく言われるのは
「エジソンが電球発明で1万回の失敗をした話」
です。
例えば、こんなことを聞いたりしませんか?
「エジソンは電球を発明するまでに1万回も失敗した。
何事もあきらめてはいけないのである」
……といった精神論、根性論です。(笑)
正確には、電球を発明したのはエジソンではないのですが、
それはさておき、この精神論、根性論には再現性がありません。
こういったことを真に受けたとしても、
実際問題、失敗すれば心が折れてしまいますよね?
では、実際にはどうすればいいのか?
答えは、心理学で言うところの「自己肯定感を高める」
ということです。
多くの人は、成功することで
「自分は価値がある人間だ」と
自己肯定感を高めようとします。
それは逆です、大きな間違いです。
自己肯定感が高いからこそ、もし失敗したとしても
その自分を認められ、心が傷つかないので、
挑戦し続けられるわけです。
そして、挑戦し続けていけば、そのうち成功します。
私はよく、起業についてのセミナーで、
「失敗しないで成功することをあきらめて下さい」
と言いますが、
自己肯定感が低いと、そもそも挑戦さえできないので、
失敗もしませんが、同時に成功もしません。
エジソンの事例から考えるべきなのは
決してあきらめないことではなく、
「失敗を気にしないほどの高い自己肯定感をどうやって作るのか」
なのです。
自己肯定感が高まれば、エジソンのように
1万回失敗しようと気にしなくなりますから。
自己肯定感が高い人になれば、
挑戦し続けられ、行動し続けられるので、
結果はあとから必ずついてきます。
自己肯定感が低いと、たった数回の失敗で、
「ああ、やっぱり自分はダメ人間なんだ」と
心が折れてしまうんですよね。
本当は自己肯定感が高いからこそ行動できる、
というわけなのですが、自己啓発にはまってしまうと、
多くの人はこれとは違った考え方をします。
「ああ、行動できない自分って、ダメ人間だ……」と
自分を罰してしまうのです。
これでは、自己肯定感が下がってしまいますから、
余計に行動できなくなって、結果も出なくなって
負のスパイラルになります。
成功することで「自分は価値ある人間だ」と思いたい人ほど
成功するのが難しい、なぜなら行動し続けられないから、
ということに気づいたわけです。
こういったことというのは、
自己啓発書ではなく、心理学書を読んでいて気づいたことです。
そして、心理学を学べば学ぶほど、
私自身、少しずつ楽に結果が出るようになっていったのです。
そして、自分の無価値感やトラウマも
少しずつ癒えていきました。
そのあと、ビジネスでも「ある気付き」をすることで
大きなターニングポイントを迎えました。
ビジネスが急にうまくいくようになったのです。