こんにちは。
相馬一進（そうまかずゆき）です。
少し前から、私の過去の話をしています。
今日は、私が起業してドツボにはまっていた頃の話です。
起業したはいいものの、
どんどん売上は下がっていきます。
ですが、起業すると、私と同年代の人、
いや、私よりも年上の人であっても、
「相馬さん、起業したんだって？ すごいね！」
と褒めて下さるので、愚かにも自信過剰になり、
自己増長をしていたのです。
ですが、心の中では強い焦りがあります。
売上が下がっているわけですから。
そこで、色々なことに手を出してみました。
例えば、ホームページの作成ビジネス。
結論、大してお金にならない。
取引先からは、ただの外注のアルバイト感覚で
見られてしまい、単価も高くないからです。
あとは、セールスレターのコピーライター。
こちらは、少しはお金になりました。
１本１５万円～３０万円くらいですが。
けれども、コピーライターがいくら頑張っても、
商品が良くないと売れないですし、
商品に口出しをすると、嫌がられました。
あとは、セミナーなどの商品の販売代理店。
言わば、オフラインのアフィリエイトです。
対面でセミナーなどの商品を売る仕事です。
こちらも、ほとんど儲かりませんでした。
あとは、コンサルティング。
こちらは、そこそこうまく行きました。
年商で200万円くらいしか売上が上がっていなかったプロジェク
年商で2,0000万円くらいにしたりと、
このように、色々とやってはみましたが、
ホームラン級の大当たりというものはなく、
むしろ、かなりの大失敗をたくさんしました。
また、起業後も勉強のために色々とセミナーに
行っていたので、お金はどんどんなくなります。
貯金を使い果たした後は、母にお金を300万円ほど借りたり、
家賃を滞納して、大家さんに怒られたりしました。
あとは、冬にガスを止められたことがあって、
しかもお金がないので、そのガス代を払えなかったのです。
その時は、大変でした。
水で濡らしたタオルを電子レンジでチンして、
蒸しタオルにして、身体を拭いて、
お風呂代わりにしていました。
本当にミジメな気持ちでした。
今の自分なら、ガスを止められて、
身体を蒸しタオルで拭くことになったとしても
大して気にしないと思います。
人に助けを求めることもできますし。
ですが、その当時は
「結果を出していない自分は価値がない」と思っていて、
人に助けを借りることもできなかったのです。
また、ビジネスで状況が改善していく感覚がなく、
本当に自己嫌悪になっていました。
とにかく辛すぎて涙も出ず、
ただ「家から出たくない、人に会いたくない」
という気持ちでいっぱいで、布団にくるまっていました。
ですが、自分自身の考え方が変わらないうちは、
本当に状況というのは変わらないものです。
馬鹿みたいに一発逆転を狙っていたりして、
ちっとも結果が変わらなかったのです。
そんなとき、１つずつ、１つずつ、
自己啓発セミナーなどで語られていることの「嘘」に
気がついていくのです。
