こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
心理学をまともに学んでいないのに、
「兄弟構成で性格が決まる」と言っている
バカなセミナー講師がたまにいます。
私は鼻で笑っているのですが、
彼らのトンデモ理論はこうです。
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第一子(一番上の子ども)の性格:
・責任感が強い
・性格がきつい
・甘えるのが苦手
中間子(上と下に兄弟がいる子ども)の性格:
・世渡り上手
・要領がいい
・人付き合いがうまい
末子(末っ子)の性格
・甘え上手
・年上の人を転がすのがうまい
・寂しがり屋
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もしあなたが、こんな理論を話している
講師を見つけたら軽蔑してほしいのです。
なぜなら、「兄弟構成で性格が決まる」という理論は
間違っていることがデータで証明されているからです。
この件で有名なのは、スイス人研究者である
セシル・エルンストとジュール・アングストによる
粘り強い研究です。
彼らは1946年から1980年までの研究のうち、
手に入るものすべてを分析しました。
また、スイスはチューリッヒ在住の
7,582名もの大学生の被験者に対して
自分たちでも性格テストをおこないました。
その結果わかったことは、性格において、
第一子と第二子の間には統計的に有意な差が
なかったということです。
わかりますか?
「この人は第一子だから、こんな性格だろう」
と考えることは、血液型占いと同じで、
ただのトンデモ理論だということですね。
そして、そのトンデモ理論を喧伝している講師は
容赦なく断罪したいですね。