こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたは、「フクシマ50(フィフティ)」を
ご存知でしょうか?
2011年の東日本大震災のときに、
爆発して放射線が漏れている福島の原発で、
被害を抑えた約50人の作業員のことです。
彼らは、高い放射線にもかかわらず、
その場に残った日本の英雄です。
しかし、フクシマ50の名前や顔などは
東京電力によって完全に隠ぺいされました。
彼らがテレビに出演するときでさえも、
絶対に顔が見えないようにカメラに背を向けて立つことを
東京電力から強要されたのです。
彼らは自らの健康への悪影響も知った上で、
危険手当など一切の特別報酬もないのに
作業にあたったのです。
さて、このストーリーについて、
あなたはどう感じますか?
私はこういったストーリーを読むと、
胸の奥から強い高揚感がわいてきます。
こういった、誰かの強い道徳心に触れたときに
胸の奥からわき上がってくる高揚感のことを、
「道徳的高揚」と言います。
そして、この道徳的高揚は
セールスにも使えることを覚えておいてください。
あなたが、道徳的に振る舞えば、
顧客は高揚感を覚え、購入してくれるからです。
これは悪徳業者にはマネできない方法であり、
健全にビジネスをしている人にとっての
最大の武器だと私は信じています。
ところで、マーケティングやセールスのコンサルタントが
「販売に使える心理学」についての本や講座を
売っているときってありますよね。
ですが、それらの本や講座の中には
「道徳的高揚」はまず間違いなく載っていません。
ですので、私が感じるのは、
「マーケティングやセールスのコンサルタントが伝えている、
販売に使える心理学って、本当に内容が薄いなあ」
ということです。
そんな本とか講座にお金を払うくらいなら、
私の講座を申し込めばいいのに、と思います(笑)。
世の中のマーケティングやセールスのコンサルタントって、
私からすると、心理学の分野では青二才です。