こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前私は、ファイナンシャルプランナーが作る
ライフプランについて、書いたことがあります。
ご参考:ライフプランって役に立つの?
実は、私個人は、ファイナンシャルプランナーを
つけていないのですが、その理由は他にもあります。
1番の理由は、ファイナンシャルプランナーが
ポジティブ心理学の専門家ではないからです。
※ポジティブ心理学とは、
人がどうしたらもっと幸せになるかを
研究している心理学の分野です。
つまり、お金をどのように使えば、
幸福度が増すかをあまり分かっていない人が
ファイナンシャルプランナーに多いと感じるのです。
たとえば、「100万円の貯金がある人」がいたとして、
その使い道で迷っているとしましょう。
私だったら、100万円を「全部」使って
「ヨーロッパにでも旅行に行ったら?」
といったアドバイスをすると思います。
それは、お金はコト(体験)に使うのが
幸福度が上がるからですね。
また、終末医療の看護師などが言うように、
多くの患者は、自分が死ぬ間際に
「やったことではなく、やらなかったことに後悔する」
からです。
あるいは、相手が旅行に興味がなさそうなら、
「思い切って100万円全額を寄付したら?」
とも提案するかもしれません。
これもポジティブ心理学でわかっていることですが、
人は、自分のためにお金を使うよりも
他人のために使った方が幸せになれるからです。
事実、私が今年使ったお金の中で、
もっとも私自身を幸せにしてくれたのは
慈善団体への寄付でした。
ポジティブ心理学の専門家であれば
こういったお金の使い方が
人を幸せにすることがわかっているはず。
ですが、ファイナンシャルプランナーの多くは
「100万円は、老後のために定期に回しましょう」
みたいな、毒にも薬にもならない助言をするのです。
私はこういった人の幸せを減らすような
アドバイスをする人が本当に嫌いです。
お金というのはものすごいパワーがあり、
使い方次第で人を幸せにもするし、不幸にもします。
ファイナンシャルプランナーと名乗る人は
もっとポジティブ心理学を学んで欲しいですね。
もし、ファイナンシャルプランナーがいたら
ぜひこんな質問をしてみてください。
「あなたは、この1年間でどれくらい寄付をしましたか?」と。
もし、目の前のファイナンシャルプランナーが
あまり寄付をしていなさそうだったら、
私はその人を信用しません(笑)。
人を幸せにするお金の使い方を実践していない、
あるいはそもそも知らない証拠だからです。