こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私には昔、「人を頼ってはいけない」という
破壊的な思い込みがありました。
自分が仕事でいっぱいいっぱいでも、
「人に何かお願いするのは格好悪い」とか、
「申し訳ない」という気持ちだったのです。
たとえば、集客で行き詰まっているときでさえも
誰かにその悩みを相談しようとすると、
胃がキューっと締め付けられる感じだったのです。
それどころか、お願いするつもりで
友人に会ったときでさえ集客を切り出せなくて、
言おうとすると声が小さくなってしまうのです。
ですので、その時は結局言い出せなくて、
その場は別れて家に帰ったあとに
メールでお願いしていたときもありました。
でも、そのメールを1通書くのに、
それこそ何十分もかかるんですよね……。
「これを読んだら、相手はどう思うんだろう」
と頭の中ので逡巡してしまうのです。
そんな自分が嫌で嫌でしょうがなかった。
それに、まともなコミュニケーションも
できない自分がとにかくとても惨めでした。
なぜ、そんな価値観になったかと言えば、
それは私の子どもの頃に原因があるのです。
私は男だけの三人兄弟の長男なのですが、
親が離婚したせいで、私は父親の代わりとしての役割を
背負わされたからなんですよね。
頼れる人が親戚にもまったくいなかったため、
「自分が頑張るしかない」
という価値観になったのです。
では、どうすればその価値観を薄められるのか?
それは、とにかく周りの人に、
小さなお願いをするクセをつけてみることです。
それさえも無理なら、
「自分は今困っています」ということを
言うように意識してみる。
ほんの些細なことですが、
これを積み重ねていくうちに
少しずつ人を頼れるようになっていくのです。
そして、感じるのです。
「この世界は、私の味方ばかりなんだ」
「私はみんなに愛されているんだ」
「私は何をしてもいいんだ、自由なんだ」
と。
私は、あなたにもこういった感情を
感じてもらいたいと思って
今日は書きました。
無理に自分一人で背負いこまないでくださいね。
実は、周りの人はあなたを助けたがっているのです。