こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
成功する大経営者は、3つのT、つまり、
「(1)投獄、(2)倒産、(3)闘病を経験した人が多い」
ということを、以前書きました。
ご参考:ハングリーさの条件
その理由として、こういった体験を積むと
ハングリーになるから、と昔は書いたのです。
しかし、私は最近このことについて
ハングリー以外の理由で成功している人もいると感じたのです。
それは、投獄、倒産、闘病によって、
経営者の意識のレベルが高くなったというケースです。
ありていに言えば、人格者になった場合です。
昔は横暴な覇王として振る舞っていた経営者が
3Tを機に自分の生き方を見直して人格者になり、
多くの人に慕われて成功した事例もあるのです。
また、投獄、倒産、闘病を乗り越えることによって
メンタルが強くなった経営者もたくさんいます。
人間のメンタルとは本当に面白いもので、
大きなトラウマにぶつかると一時的に落ち込むことは
あなたもご存知だと思います。
しかし、トラウマを“完全に”乗り越えると、
前よりもメンタルが強くなるのです。
投獄、倒産、闘病などはまさにそれ。
明々白々ですが、3Tを体験している最中は
耐え難い苦痛だと思います。
しかし、これらを“完全に”乗り越えて、
「ああ、私の人生であの出来事が起きて、本当によかった……」
と思えるようにまでなると、メンタルが強くなります。
そして、そのメンタルの強さが理由で
経営者として成功するのでしょう。
ですので、投獄、倒産、闘病などは
長い目で見た時に悪いものではないと私は考えています。
さて、こういう話を書くと、情報弱者の人は
「私は投獄、倒産、闘病をしていないから、成功できないんだ」
と安直に考える場合があります。
いいえ、成功できない理由は、視点が低いからですね(笑)。