こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私が考えるリーダーの仕事の1つは
「関係者の感情を無視して、決断をすること」
だと信じています。
チームのみんなにメリットがある決断であれば、
それこそ誰でもくだせます。
ですが、ビジネスでは
ある決断をすることによって、
あるメンバーが不利益をこうむる場合も多い。
たとえば、新規事業をやっていたけれど、
採算が合わないので、それを止めるような場合です。
その新規事業にかかわっていたメンバーは
喪失感や怒りを感じることでしょう。
しかし、それでもリーダーは
今すぐ決断をしなければいけません。
もし、そこで問題を先延ばしにしたら
将来、もっと問題が大きくなるだけだからです。
それこそ、経営者がOBの顔色を伺った結果、
底なし沼へ落ちた今の東芝と同じですね(笑)。
私は、リーダーへの報酬は、
こういった「むずかしい決断」に対して
支払われていると思うのです。
すなわち、より多くの人を幸せにするために
誰かを不幸にする決断ですね。
チームが大きくなればなるほど、
不幸になる人数も多くなるので、
問題を先延ばししたくなります。
しかし、そういった人はリーダーとして
高い報酬を得ることはできないでしょう。
最後に、こういった決断という仕事は、
将来、AIがやることになるでしょう。
AIには感情がないため、
たとえ誰かを不幸にするとしても
正しい決断をできるのです。
情報弱者や反知性主義者は
そのAIを恨むことでしょうが、
そういった憎まれ役もAIの仕事になるのです。
コメント
経営はある時は辛い決断が必要なんですね。日産を思い出します。