こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
心理学に詳しくない人は
自己肯定感と自己愛を勘違いしていることがあります。
今日は、両者のちがいについて解説しましょうか。
まず、自己肯定感とは、
「仕事ができる自分も、できない自分もすばらしい」
という正負どちらも認める感覚のことです。
一方で、自己愛とは、正の側面だけを認める感覚です。
「仕事ができる自分はすばらしい!
でも、できない自分はダメ人間だ……」
というように、コインの表面だけを愛している状態です。
つまり、自己肯定感とは、
どんな自分も愛している状態なのに対し、
自己愛とは、片方だけを愛している状態です。
言い換えれば、自己愛とは「善悪二元論」なのです。
・仕事ができる自分はかっこいい!
でも、仕事ができない人ってダメ人間!
・ポジティブ思考な人ってかっこいい!
でも、ネガティブ思考な人って、嫌い!
・収入が高い人って、すごい!
でも、収入低い人って、近づきたくない!
一方で、自己肯定感とは一元論です。
つまり、もし自分が、仕事ができなくても、
ネガティブ思考でも、収入が低くても、
そんな自分も愛して認めている状態ですね。
私たち誰もが、
子供の頃は自己愛の塊です。
そして、普通は成長して大人になるにつれて、
自己愛が自己肯定感へと変わっていきます。
ですが、今の日本というのは
極端なまでの“自己愛”社会になってきていて
精神的に子どものままの大人が多いわけです。
私の仕事は、そういった
自己愛が強い大人に引導を渡して、
自己肯定感を育むお手伝いをすることですね。