こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
世の中にはギバー(利他的で、与える人)もいれば、
テイカー(利己的で、奪う人)もいます。
今日は、テイカー(利己的で、奪う人)を
どうやって見極めるかについて
私なりに解説しましょう。
以前、一度紹介したことがあるのですが、
『利他学』という面白い本があります。
ご参考:『利他学』小田 亮 (著)
この本によれば、
「私たちは、目の前の人が利他的な人かどうか、
その人の言葉や表情、ボディーランゲージから
“統計的に有意に”読み取れる」
とのことでした。
興味深いですよね。
それで、どういう言葉を使っていればテイカーなのか、
私なりに考えてみました。
私のまわりで、明らかにテイカーだと思われる人は
こんなことをよく言います。
・弱肉強食
・勝つか負けるか/食うか食われるか
・勝ち残る/生き残る(サバイバル)
・ビジネスとは戦争である
・ビジネスの世界は魑魅魍魎だらけ
こういうことが口癖になっている人は
テイカーの可能性がかなり高いと感じます。
少なくとも、ギバーなら絶対に口にしない言葉なので、
1回でも口にしていたら黄色信号、
口癖にまでなっていたら赤信号ですね。
たとえば、私はビジネスの世界が
弱肉強食だとは思っていません。
そもそも、弱肉強食という概念自体が
間違った概念です。
だって、動物の世界で最強であるトラは
絶滅の危機に瀕していますからね。
トラとはちがって、ヒトのような弱者であっても、
お互いに助け合えば、繁栄できるはずです。
最後に、蛇足。
「類は友を呼ぶ」ことを
心理学用語ではホモフィリーと言いますが、
テイカーはテイカーを呼びます。
ですので、テイカーの経営者がいたとしたら、
その人の友人とか、その会社の幹部は
テイカーで間違いありません(笑)。
テイカーを1人見つけられたら、
あとはそこから芋づる式に
次のテイカーを見つけられます。
テイカーがいたら、その周りの人とも
距離を置くのがいいでしょう。