こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日の公開収録で気になったことですが、
「抽象度」という単語を使っている参加者が
非常に多かったんですよね。
その参加者たちが言っている抽象度とは、
抽象さのレベルのことを意味しているのですが、
ここまで読んでカンが鋭い人なら気づくでしょう。
この抽象度という言葉を連発している人は、
典型的な自己啓発オタクだということに。
なぜなら、抽象度という単語は
自己啓発オタクが尊敬してやまない
苫米地英人(とまべち・ひでと)御大の造語だからです。
少なくとも、一般人も知っている単語ではありません。
ですので、抽象度、抽象度と連発している時点で
本人は気づいていないかもしれませんが、
苫米地英人さんに洗脳されているのです。
苫米地英人さんの洗脳の内容とは、
「抽象的な概念ほど価値がある」というもの。
だからこそ、自己啓発オタクほど、
「バカの一つ覚え」という常套句のごとく
抽象度の高さにこだわっているのでしょうね。
「抽象的な概念ほど価値がある」というのは
まったくの誤解です。
たとえば、マーケティングにおいて
色々なテクニックとか戦略とか戦術とかを
どんどん抽象化していくとどうなるでしょうか?
本質とか原則とか、そういった概念になるでしょう。
では、本質とか原則という2文字の概念を知ったところで
何の価値があるというのでしょうか?
何の価値もありません(笑)。
少なくとも、ビジネスで結果を出したり、
収入を上げたりすることには何の役にも立ちません。
もうお気づきですよね。
苫米地英人さんが「抽象度」という言葉を普及させたのは
「抽象的な概念ほど価値がある」という洗脳のためであり、
自己啓発オタクをからめ取るためなのです。
情報弱者はそういった目的も看破できず、
抽象的な概念を知った瞬間に興奮してしまうのです。
「ああ、私はまた、抽象度の高みへと近づいた!」と、
高校生の男の子が官能小説を初めて読んだときのような
気持ちの悪い笑いをニヤリと浮かべるわけです(笑)。
もう、勝手に抽象度に興奮していてくれ(笑)。
さて、これも昨日の内容と関連するのですが、
価値の評価軸が1つしかないことが
からめ取られる原因なんですよね。
ご参考:本質を継承する方法
私の講座を学んでいる人なら気づいていると思いますが、
価値を決めるための重要な評価軸は色々とあり、
抽象度なんてそのうちの1つに過ぎません。
価値を決める評価軸をもっと増やさないと
いつまで経ってもからめ取られてしまうだけで
情報弱者から脱出できません。
そして、評価軸を増やす方法は私の講座に参加すれば
自然とわかるでしょう。
コメント
最近メルマガを購読し始めた者ですが、既に相馬さんに洗脳されかけている私はどうしたらいいんですか?
ブログ等が面白過ぎて、相馬さんの文章を読まずにはいられません。
なんという中毒性・・・。なんという恐ろしい方・・・。