こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
よく、自己啓発の本などで、
「明確にイメージすれば、その目標は達成できる」
といったことが書かれています。
ゆえに、「明確にイメージしよう」という趣旨です。
しかし、これは前提の見落としがありますね。
いろいろな分野の成功者が、過去に立てた目標のうち、
「明確にイメージ出来た目標だけが、達成できたにすぎない」
のです。
意味が分かりますか?
例えば、年収500万円の人がいたとして、
その人が「1年後に年収3,000万円になりたい」という
目標を持っていたとします。
このとき、年収500万円の人は、年収3,000万円の人が
・どういった本を読んでいて、
・どういった働き方をしていて、
・どういった生活をしているのか、
臨場感を持って、明確にイメージできると思いますか?
まあ、まず無理ですよね。
少なくとも、過去の私には無理でしたし、
イメージ力がある人にも無理でしょう。(笑)
ということは、年収500万円の人が
いきなり年収3,000万円になることはできないのです。
とは言え、年収500万円の人でも、
年収550万円なら、かなりイメージできますよね。
ということは、年収500万円の人が、
年収550万円になることはできなくはないのです。
つまり、年収500万円の人が、
「1年後に年収3,000万円になりたい」というのは
高すぎる目標設定なのです。
5年後とか、10年後の目標ならいいのですが。
少なくとも、半年~1年以内の目標設定の場合、
現時点で、臨場感を持って明確にイメージできなければ、
達成はかなり困難です。
結論。
「現時点で、臨場感を持って明確にイメージできるか?」
ということは、
「その目標は達成できるのか?」
といったことを判断するリトマス試験紙でしかなく、
「目標達成をするための方法論」ではないのです。
臨場感を持って、イメージできる目標なら、
1年以内に達成する可能性はかなり高いですし、
臨場感を持って明確にイメージできない目標なら、
1年以内に達成する可能性はかなり低いと言えます。
今の自分から遠くかけ離れた目標というのは、
私たちはイメージできなくて当然ですし、
そんな目標は、1年以内に達成するのは無理なのです。