こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
よく経営資源の4要素として、
「ヒト、モノ、カネ、情報」と言われます。
それで、これは、
「動かすのに時間とお金がかかる順」に並んでいて、
わかりやすく例えるなら、「重い順」に並んでいます。
最初の、ヒトとは人のこと。
当然ですが、人は移動するのに多くの時間がかかりますし、
交通費も高いので、最も重い要素です。
モノとは物のことで、宅配便で動かせば、
全国の殆どの場所にヒトよりも安い値段で
ほぼ翌日には届きます。
つまり、モノは動かすときに
ヒトよりも時間やお金がかからず、
ヒトに比べたら重くないのです。
カネとはお金のことで、
動かすのには銀行の振込手数料とか
クレジットカードの決済手数料がかかるだけ。
銀行振込の場合、15時を過ぎたら翌日に入金になりますが、
それでもほぼ即時にお金は動くため、
重さはほとんどありません。
そして、もっとも軽いのが情報です。
インターネットを見ればわかりますが、
情報は即時に地球の裏側まで無料で届きます。
私が何を申し上げたいかというと、
自分がどんな経営資源を使っているかによって
ビジネスの速度が大きく変わるということですね。
情報を売るようなビジネスであれば、
ものすごく早く成長するわけです。
逆に、人材を派遣するようなビジネスだと
どうしても経営のスピードは遅くなります。
後者は、扱っている経営資源が重いので
経営のスピードを速くするのがむずかしい、
というわけですね。
つまり、ビジネスのスピードを上げたいなら、
ヒトが移動する時間は最小限にしないといけません。
ヒトを動かさずに、モノやカネ、情報を動かすほど
ビジネスのスピードを上げられるというわけです。