こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はたまに、起業家からこんな相談されます。
「最近、自分のやる気が全然あがらないのですが、
私は怠慢なのでしょうか?」
その起業家いわく、起業した当初は
「売上を上げないと会社が潰れる……」という恐怖があり、
それこそ毎日14時間、365日働いていた、と。
けれども、最近はビジネスがうまくいっていて、
そういうった恐怖や飢餓感がなくなってきた。
したがって、最近はめっきりやる気が出ないそうなのです。
でも、それは怠惰なわけではなくて、
人間の心理として当たり前なんですよ。
私もそれはまったく同じです。
年収3千万円を超えたあたりから
本当に働く気が起こらないのです(笑)。
これは人間としてしょうがないこと、なんですよね。
ある程度のお金があると、
私たちは恐怖をやわらげられます。
すると、恐怖からくるやる気が落ちて当然なのです。
私は最近では、自分が何かしなくても
自動的に何千万円も売上があがる状態になっていて
もう働く必要性がないのです。
ですから、やる気不足で悩む起業家に対して、
私はこんなことをアドバイスしています。
やる気が上がらなくなっているのは、怠惰な証拠ではなく、良い状況ですね。
もっと会社が成長すると、もっと出なくなりますよ。
ですから、これからの人生において、今が一番やる気が出ている状態だと思ってください。
今後、やる気は下がることはあっても、上がることはないでしょう(笑)。
ですから、ご自身のビジネスの中に「お金」以外の情熱を見つけてください。
たとえば、私のやる気は
もう何年も前から漸減していますが、
それでもビジネスを続けられるのは情熱があるからです。
・ビジネスを通して、自分の知識欲を満たせるから
・誰かの人生が変わる瞬間を見るのが楽しみだから
・「ビジネス心理学」を通して、多くの人の人生に
良い影響を与えている感覚があるから
こういった情熱が私にやる気を与えてくれています。
もし、これらの情熱がなければ、
年収3千万円を超えた時点で
私は働くのをやめていたでしょうね。
こんなときに、私は情熱が持てることを
ビジネスにしてきて良かったな、と思います。
逆に、お金だけのためにビジネスをしていて、
やる気不足で悩んでいる起業家を見ると、
本当にかわいそうだなと感じます。