こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
教育業界において、よく議題に上がるのは
「正しい努力が大切なのか、先天的な才能が大切なのか」
という話ですね。
これは実はもう結論が出ています。
先天的な才能がある分野は、正しい努力をずっとすることで天才性が発揮される。
しかし、先天的な才能がなければ、正しい努力しても人並みにしかなれない。
ですが、世の中には
根拠なき努力を礼賛する人たちもいます。
その多くは、いわゆる「勝ち組」の人ですね。
彼らの主張はこうです。
「昔は私は勉強ができなかったけれど、大学受験のときに必死に勉強したら、成績が伸びて東大に合格できた。
だから、誰でも努力すれば、成績を伸ばせる。」
最初の2行は事実なのでしょうが、
最後の1行は明らかな間違いです。
こういった主張をする「勝ち組」の人は、
「自分に先天的な才能があったこと」が
「盲点」になっているんですよね。
※大学受験における先天的な才能とは、
暗記力や論理力を指しています。
今の学校教育は、ご存知のとおり、
「暗記力や論理力がある生徒だけが高得点を取りやすい仕組み」
になっているためです。
つまり、「勝ち組」の人たちは、
暗記力や論理力の才能という「前提」があり、
その「前提」が「盲点」になっていたのです。
もちろん、才能があった上で、
さらに正しい努力もしたのでしょう。
しかし、その「勝ち組」の周りには、
どんなに努力をしても成績が伸びない生徒たちが
いっぱいいたことでしょう。
私が起業支援を通しておこないたいのは、
その人の才能を見つけてあげて、
正しい努力をさせてあげることですね。