こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
起業家の男性の中には、
自分の実のお子さんと仲が悪い人が結構います。
それはなぜだと思いますか?
結論から言うと、その原因は、
「奥様がお子さんに対して
(ご主人のいないところで)悪口を言っているから」
なんですよね。
何を隠そう、幼少期の私もそうでした。
私の父も起業家だったのですが、
私が大人になるまでずっと、父との確執は続きました。
なぜなら、私の母が、幼少期の私にずっと、
父の悪口を言い続けていたからです。
「お父さんは、家族との時間よりも仕事を優先する」とか、
「お父さんは、いつも時間を守らないんだよ」とか、
「お父さんは、いつも暴力を振るう」とか。
そうやって言い聞かせられたので、
私は当然、父親が好きにはなれませんでした。
さて、ここからが重要です。
子供というのは、父親と母親、
両方から愛情をたっぷり受けようとします。
子供にとって、父親と母親の仲が良くないのは
「自分は、片方の親からしか愛をもらえないかも……」
という恐怖をうむんですよね。
それゆえ、母親が父親の悪口を言っていたら、
その子供は、「父親と敵対する」という
苦渋の選択をします。
「どっちつかずで両方の親から
まったく愛を貰えないのは怖いから、
自分は母親についていこう」と。
そして、その子供は父親を嫌うことで、
とりあえず母親の側につき、
母親の愛だけでも貰おうとするのです。
わかりますか?
言ってみれば、母親が子供に対して
(父親のいないところで)父親の悪口を言うのは
きわめて陰湿な虐待なのです。
そして、これが「父親と子供の仲が悪い根本原因」です。
ですので、もしあなたがお子さんとの仲が悪ければ、
配偶者と仲直りをすることだけが
根本的な解決になるわけです。
子供は仲直りをしている両親を見てはじめて、
「ああ、これでようやく、
自分は両方の親から愛情をもらえるんだな」
と安心して、敵対するのを止めるからです。
そして、配偶者と仲直りをすること以外の改善策は、
すべて枝葉末節でしかありません。
繰り返しになりますが、子供の目の前で
もう片方の親のの悪口を言うのは
きわめて陰湿な虐待だと心得ましょう。