こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、私が最近見た動画の中で、
とても感動したものをご紹介します。
この動画は、治る見込みがまったくない難病に襲われた
フィル・ハンセンという芸術家の講演を収録したものです。
彼は点描画が好きなのに、治る見込みのない手の震えによって
その道をあきらめざるをえなくなりました。
そこで、道を見失った彼がとった方法は
「手の震えを変えられないことを受け入れ、
そのまま芸術を続ける」
ことでしたが、これによって新境地に至ります。
さて、私が自分のビジネスを通して作りたい世界とは、
まさにこの動画で語られているような世界なんですよね。
私たち人間は、生まれながらにして
能力の大部分が決まってしまっていて、
こればかりはひっくり返せません。
言ってみれば、交換ができない
ポーカーの手札のようなものです。
たとえ、あなたの手札がどんなに弱くても
そのまま社会に飛び込んでいくしかない……
この世界はそんな残酷な世界なのです。
おそらく、私たちのほとんどが
自分の手札に完全には満足していないでしょう。
・実家がもっとお金持ちだったらよかったのに……
・自分も容姿がもっと良ければよかったのに……
・自分の頭がもっと良ければよかったのに……
こうした「たられば」は私たちの誰もが持っていますが、
でも今の手札を受け入れるしかないのです。
そして、今の手札を受け入れた延長線上に
起業とか副業とかビジネスがあればいいなあと、
そう私はそういった想いで支援をしています。
世の中には、起業支援をしている人は多いですが、
私のような視点でやっている人は本当に少ない。
ただ単に、起業家の人数を増やすことにフォーカスしていたり、
お客さんの手札も考慮せずに「自分が稼げたやり方」を
押し付けたりする人ばかりですから。
こういった形で起業支援をしている人を見ると、
私は少し寂しい気持ちになりますね。