こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はマーケティング畑出身なので、
どうしても自分が最前線に立って
売ってしまうことがよくあります。
もちろん、会社が小さなうちはそれでもいいのですが、
大きくなってくるとそれは愚行になります。
たとえ、自分が最前線で100を売れたとしても、
80を売れる人材を5人育てた方が
80×5=400の売上になるので4倍も売れるのです。
しかし、実際にはこれは
メンタル的な理由でとても難しいのです。
どうしても社長のエゴが出てくるからですね。
・自分で売った方が20も多く売れるのに、
なぜ機会損失を出さなければいけないんだ!
・スキルが上がるまでスタッフを育てるのは時間がかかる!
・100売れるまでスタッフを育てたら、辞めてしまった!
こうして、人に任せられないで、
結局、部下の仕事を取り上げてしまうのです。
私もそういうミスはたくさんしてきましたし、
未だによくしてしまいます(笑)。
また、80売れる人材を育てるのが難しい
ビジネスの業種もありますね。
売るノウハウがカンタンな業種です。
たとえば、転売ビジネスの場合、
売るノウハウはそこまで難しくないため、
80まで売れるようになると独立して辞めてしまうのです。
「これなら自分で起業してしまった方が
手取りが多くなるだろう」と思うからです。
こういった仕事の場合、社長がすることは、
30売れる人材でも80売れるような仕組みづくりですね。
30しか売れない人材なら
独立することはまずありません。
たまに、自分の力を80だと過信して
独立してしまうカンチガイ君はいますが(笑)。
ですから、覚えておいてください。
自分で売る社長は二流。
売れる仕組みを作る社長が一流なのです。