こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日の公開収録で印象的だったことを書くと、
たった1つの評価軸(評価関数)で物ごとを
単純化しようとする人がとても多いな、ということです。
というのも、懇親会でこのような質問を
たくさん受けたからです。
「相馬さん、起業をするのは正しいと思いますか?
それとも、正しくないと思いますか?」
他にも、こんな質問がありました。
・クライアントを騙して売るのが良いか?
それとも、騙さないで売るのが良いか?
・心理学を学ぶべきか?
それとも、心理学を学ぶべきでないか?
・哲学を学んだ方がいいのか?
それとも、学ばない方がいいのか?
こういった単純化した質問をしてくる時点で、
己の思考レベルの低さをさらけ出すようなものですね。
世の中には、評価軸は無数にありますから、
その質問の内容だけでは判断なんてできないのです。
たとえば、起業をするかしないかにしても
色々な評価軸で、色々な視点から
かんがみる必要がありますよね。
評価軸1:
その人の「情熱があること」次第で、
起業をするかどうかを決める
評価軸2:
その人の「ビジネスの業種」次第で、
起業をするかどうかを決める
評価軸3:
その人の持っている「貯金」次第で、
起業をするかどうかを決める
評価軸4:
その人の「年齢」次第で、
起業をするかどうかを決める
評価軸5:
その人が「結婚しているか否か」次第で、
起業をするかどうかを決める
評価軸6:
その人が「セールスが得意か否か」次第で、
起業をするかどうかを決める
ざっと例をあげてみましたが、
起業をするかどうかを決める評価軸なんて
これ以外にも10軸以上はあります。
それなのに、色々な評価軸で判断せずに
「起業するかどうか」の意思決定をするのは
情報弱者の特徴ですよね。
視点が高い人ほど、こういう場合は起業する、
ああいう場合は起業しない……というように、
色々な評価軸で判断します。
ですので、
「相馬さん、起業をするのは正しいと思いますか?
それとも、正しくないと思いますか?」
という質問に対する、私の厳しい回答は、
「この質問をしてきた時点で終わっています。
色々な評価軸で判断しようとしていない証拠なので、
もっと視点を上げてください」
となりますね。
私の感覚だと、情報弱者の評価軸は
2つ以下であることが多いですね。