こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、あるビジネス系の講座をしている方が
こんなことを話していました。
「私の講座は、特に若い人に学んでほしい。
その理由は、若ければ若いほど
私の講座で影響を受けられる期間が長いから」と。
たしかに、高校生とか大学生が
その人の講座で稼げるようになったとしたら
生涯年収が何億円と増えることでしょう。
しかし、私は若い人だけにビジネスを学んでほしいとは
サラサラ思っていません。
中高年がビジネス系の講座で学ぶことも
素晴らしいことだと心から信じています。
たとえば、ある人が60年間、
「私はお金を稼げない人間だ」という劣等感で
強く強く悩み続けていたとします。
その人が、ことわざで言うところの「六十の手習い」で、
まさに60歳でビジネスを始めたとしましょう。
それで仮に、月に20万円しか稼げなかったとしても
その人が60年間も抱えてきた
お金の劣等感を解消できたとしたらどうでしょうか?
それは素晴らしいことではないでしょうか?
その人が、仮に70歳で亡くなるとして、
最期に人生を振り返って、
「ずっと抱えてきたお金の劣等感も解消できたし、
私は人生で、やり残したことは本当に何もない!」
と思えたとしたら、月に20万円しか稼げなくても
香りある人生だったと言えないでしょうか。
別に生涯年収を何億円と増やさなくても、
お客さんは本当に感謝してくれると思うのです。
ですので、中高年であっても
ビジネスを学ぶことは素晴らしいと信じています。
つまり、ビジネスの講座は
若い人であっても、中高年であっても、
あまねく人々に価値を提供できると思うのです。
若い人であれば、これからの輝かしい「未来」を
プレゼントできます。
中高年であれば、「過去」に長年悩み続けてきた
お金についての劣等感を解消してあげられます。
ビジネス系の講座で提供している価値が
売上とか収入のアップだけだと思い込んでいると
後者の価値に気づけません。
劣等感の解消とか、自己肯定感のアップとか、
トラウマやコンプレックスの改善とか、
そういったメンタル的な価値もありますよね。
売上とか収入のような俗物的な価値だけでなく、
メンタル的な価値を提供することも
同様に素晴らしいことのはずです。
どうせ、あの世にはお金は持っていけないわけですから。