あけましておめでとうございます。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
自己啓発の本とかセミナーに毒されて、
こんなことを言っている人がいます。
「嫉妬の感情は良くない。
感謝と貢献の気持ちで私は行動する!」
くだらないお題目を唱えるのはいい加減にしてほしい。
感謝だとか、貢献だとか、成長だとか、
そんなキレイな欲求を使って、
起業で成功した人を私は見たことがありません。
起業当初って、怒り、嫉妬、自己嫌悪など、
ドロドロとした欲求、ギラギラとした衝動でないと
成功しないことが多いからです。
「もう、こんな生活は送りたくない!」
「なんか、アイツの言動に、ムシズが走る!」
「こんな自分、本当に嫌!」
いいですね! こういう汚い欲求、大いに結構!
自分自身にこういった汚い欲求があるなら、
それを否定して、「感謝、貢献、成長」とか
自分を善人ぶるのはやめましょう。
自分を偽れば偽るほど、精神的に苦しくなって、
モチベーションが下がるのがオチです。
私が、クライアントに勧めているのは、
それとは正反対の方法です。
むしろ、怒りや嫉妬、自己嫌悪の感情が
自分にあることを正直に認める。
そして、それらの汚い欲求をも
行動のガソリンにして前に進む、という方法です。
『嫌われる勇気』の、アルフレッド・アドラーも
「劣等感は隠すのではなく、行動するバネにしろ!」
と言っていますよね。
なぜなら、感謝や貢献、成長というのは、
パワーが弱くて行動につながりにくい欲求なので、
ビジネスの立ち上げ時には役者不足だからです。
あ、あと、業界の秘密をバラしましょうか。
「感謝や貢献、成長が大事」って言っている
セミナー講師って、もともとは極悪人なんですよ。
昔は感謝も貢献も成長の気持ちもなくて、
自分勝手でごう慢、怒りや嫉妬の気持ちがとても強く、
自己嫌悪のカタマリだったような人です。
セクハラ、パワハラ、モラハラをしまくっていた人も、
私が知る限りとても多いですね。
そんな人が、過去の自分への罪つぐないとして、
あるいは、自分自身のことを格好良く見せるために、
「感謝や貢献、成長が大事」と言っているだけ(笑)。
「感謝や貢献、成長が大事」と言っている人がいたら、
その人が「今やっていること」ではなく、
「創業当時にやっていたこと」をマネしましょう。