こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
農業時代には、土地に価値があり、
小作人が土地に使われていました。
時が移り、工業時代になると、工場に価値が生まれ、
サラリーマンが工場に使われていました。
さらに時が移って、今は情報時代です。
では、情報時代は何が価値を持って、
誰が使われる存在になるのでしょうか?
それは「情報処理ができる存在」が価値を持ち、
「その情報を使う人」が使われるのです。
現在は、「情報処理ができる存在」が人間であり、
「その情報を使う人」も人間なので、歴史上はじめて、
人が人に使われる社会になったのです。
ちなみに、「情報処理ができる存在」は
今はまだ人間ですが、そのうち人工知能にとって代わられます。
なお、今後出てくる人工知能は、ドラえもんのような
現実世界に存在するハード(ロボット、機械)ではなく、
インターネット上に存在するソフト(サーバ、クラウド)でしょう。
なぜなら、人工知能の本質は
計算機を何百台も連結したスーパーコンピュータであり、
ドラえもんサイズまで小さくするのはむずかしいからです。
例えば、世界一になった日本のスーパーコンピュータ、
「京(けい)」の写真を見てみてください。
未来の人工知能の姿が分かります。
ご参考:京について
見てのとおり、京は864台もの計算機を連結して
1つのスーパーコンピュータになっていますが、
これが未来の人工知能の姿なのです。
ですので、私たちがiPhoneを使ってGoogleという人工知能に
アクセスしているように、スマホを持つ人なら誰でも
インターネット上の人工知能にアクセスできる時代になります。
すると、その人工知能を保有している企業が
富を独占する時代になるでしょう。
そして、人工知能に近い職の人ほど高収入になり、
遠い職の人ほど低収入になる時代がやってきます。