こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私がチームで仕事をする時や
誰かに新しい仕事をやってもらう時には
「3・6・9・10の仕事術」
という仕事術を使っています。
これは、3割、6割、9割、10割のタイミングで
経験者からフィードバックをもらうと
仕事がスムーズに進むという経験則です。
たとえば、仕事の進め方がヘタな人は、
誰かに依頼された仕事を途中でチェックしてもらわないことが
とても多いんですよね。
そして、“本人が思う”完成形になってから、
「完成しました! これでいかがでしょうか?」
とチェックを求めてくるのです。
ですが、実際は最初の段階で方向性を間違っていて、
完成どころか、1からやり直しになることも
しばしばあるのです。
これって、時間のムダだと思いませんか?
そういう人には、3割、6割、9割、10割のタイミングで
経験者からフィードバックをもらうように、
口を酸っぱくして言っています。
ですから、仕事を依頼されたら、
まず3割まで進んだ時点で、全体の方向性が正しいか、
骨子がしっかりとしているなどか確認してもらうのです。
ここで間違えてしまうと、1からやり直しになるからです。
次に6割まで進んだ時点で、
進め方が正しいか、このまま進めて問題ないかを
経験者に確認してもらいましょう。
その次は9割でのチェックポイントです。
この時点ではほとんど完成なのですが、
何か抜け漏れなどがないかを確認してもらうのです。
また、9割までできているところを見せれば、
「あともう少しで完成しそうだな」
と納期について安心してもらえます。
最後のチェックは10割です。
これはもう最終確認みたいなもので、
それまでの3回でフィードバックをもらえていれば、
ほとんど何も問題ないことが多いですね。
以上が「3・6・9・10の仕事術」です。
難易度が高い仕事や、大きなお金がかかる仕事、
完成するまでの納期が長い仕事などは、
この仕事術で進めていくと楽ですね。