こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私たち人間は安定を求める生き物ですよね。
もちろん私も、その例外ではありません。
これは心理学の実験でも明らかになっているのですが、
「人間は収入があがったときに幸せになるのではなく、
収入が下がったときに不幸になる」
のです。
収入があがったときに得られる感情とは
達成感や高揚感であり、心理学では幸福感とは区別されます。
達成感や高揚感は長続きしにくい感情なのです。
一方で、ボランティア活動などで得られる、
「誰かの役に立った」という幸福感は
とても長続きしやすい感情です。
ここで、心理学の視座からマーケティングを見てみると、
興味深いことに気づきます。
世の中には2つのマーケティングがあり、
人を不幸にするマーケティングと
人を幸福にするマーケティングがあるのです。
人を不幸にするマーケティングの例は、
プロダクトローンチのような、
ドカンと売上が上がる方法です。
ドカンと売上が上がった月だけは
達成感や高揚感を得られますが、
翌月以降はドカンと売上が下がるからです。
つまり、ドカンと不幸になります(笑)。
プロダクトローンチをしている私の周りの起業家も、
「次回のプロダクトローンチは成功できるだろうか?」
と売上が下がっている月は不安に襲われています。
逆に、人を幸福にするマーケティングとは、
安定的な売上をもたらしてくれる方法です。
例えば、広告経由で自動的に売る方法は
達成感や高揚感こそないものの、
幸福感をもたらしてくれます。