こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は、ビジネスのセミナーで
マーケターには2つの役割があると言っています。
1つ目の役割は、粗利を高めることですね。
たとえば、「ジョエル・ロブション」のような
高級フランス料理のレストランがこの典型例です。
客単価が5万円だったとして、
食材の原価が2万円なら3万円の儲けですね。
しかし、ジョエル・ロブションのマーケティングには
決定的な弱点があって、回転数が低いのです。
3時間かけて、ゆっくりとコース料理を提供するため、
ディナーの時間では1.5回転くらいしかしないのです。
つまり、ディナーの時間に、1つの客席に
1.5人しか座れないということです。
さて、もうお気づきですよね。
マーケティングの2つ目の役割は、
回転率を高めることです。
この代表例が「俺のフレンチ」のような
立ち飲み居酒屋のビジネスモデルです。
立ち飲み居酒屋は、粗利こそ低いものの、
お客さんがパッと来て、パッと帰るため、
3回転以上することもあります。
粗利益にフォーカスしたマーケティングと
回転率にフォーカスしたマーケティングは、
完全にまったく違うビジネスです。
野球とサッカーくらいの違いがあります(笑)。
そして、私からみると
多くのマーケターは回転率に
それほどフォーカスしていません。
例えば、プロダクトローンチとよばれる
動画プロモーションを使ったマーケティングは
粗利益にフォーカスしています。
ドカンと大きく儲かりますが
同じプロモーションを年間2回するのが精一杯で、
一発屋になりやすいマーケティング手法です。
一方で、私がやっているような
広告を使ったマーケティングは
回転率にフォーカスしています。
このマーケティングのメリットは
とにかく毎月の売上が収入が安定すること。
また、上がった利益を再投資していくので
収益が複利で増えていくのもポイントです。