こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日の内容ですが、地味に感想が多かったです(笑)。
あなたに覚えておいて欲しいのは、
「絶対に良い/悪い」とあなたが考えた時点で、
その考えには「絶対に見落としがある」ということ。
例えば、昨日のフレンチシェフの話にしても、
・ある有名な男性シェフが女性スタッフに手を出した
・あそこのお店は、かなりの長時間労働だ
・どこどこのレストランのシェフがスタッフを殴った
ということで、悪いことのように感じるかもしれません。
しかし、気づいていない人が多いのですが、
「闇をもった人間ほど、経営者やリーダーとして優秀」
という不都合な真実があるのです。
心理学において、人間が持つ3つの暗黒面を
ダークトライアドといいます。
※ダークは闇、トライアドは3要素という意味
・ナルシスト(自分は素晴らしい人間だと誇大妄想する)
・マキャベリズム(目的のために手段を選ばない)
・サイコパス(感情にとらわれずに意思決定できる)
最近の研究であきらかに分かっているのは、
ナルシストのリーダーに導かれているチームほど
パフォーマンスが高いということ。
言い換えると、非ナルシストがリーダーだと、
チームのパフォーマンスが低いのです。
おそらくですが、ナルシストのリーダーが優秀なのは
「私は素晴らしい人間なのだ!」と証明するために、
常人の何倍も努力をするからでしょう。
あるいは、サイコパスにしてもそうで、
経営者や上級管理職ほどサイコパス傾向が強いのです。
これは、オックスフォード感情神経科学センターの
ケヴィン・ダットンが発表したのですが、
凶悪犯よりもCEOの方がサイコパス度が高いのです!
普通の人なら、自分や他人の感情にとらわれて
論理的に正しい意思決定ができないのですが、
サイコパスの経営者にはそれがないのです。
ナルシストやサイコパスの経営者には、
こうした良い面が多分にあるのです。
もちろん、闇の側面もたくさんあって、
結婚していても不倫をしたり、長時間労働をさせたり、
スタッフを殴ったりする場合もあるでしょう。
和民の創業者である渡邉美樹さんなどは
これら3つにすべて当てはまりますよね。
暗黒面のパワーを使って会社を大きくしましたが、
同時に暗黒面によって身を滅ぼしたということです。