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フレンチシェフの憂鬱

自己啓発

2016年7月14日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

先日、とある有名なフレンチシェフとお会いして、
かなり長い時間、お話を伺う機会がありました。

 

 

その方は、フランス料理の飲食店について
業界を憂いていたのです。

・ある有名な男性シェフが女性スタッフに手を出した
・あそこのお店は、かなりの長時間労働だ
・どこどこのレストランのシェフがスタッフを殴った

 

このように、私がお会いしたフレンチシェフは、
かなり真剣に「業界の闇」を悩んでいたのです。

 

私は、「なるほど、それは大変ですね」と
うなずきながら、お話を伺ったのです。

 

しかし。

 

こういったことって、別に飲食業界だけではないですよね。

どんな業界にも、闇は必ずあります。

 

私は職業柄、色々な業界の経営者と話をしますが、
闇がない業界なんて聞いたことがありません(笑)。

 

それは、そもそも私たち人間という生き物が
光と闇を併せ持った存在だからです。

 

それこそ、教師や警察官、裁判官、お坊さんでさえ
不祥事がよくニュースに出るわけですから。

 

そして、闇には必要悪というメリットがあるわけで、
これが、哲学者ジャック・デリダが言うところの
「脱構築」というわけです。

 

たしかに、闇はどんな業界にも存在しますが、
それらをいちいち気にしてもしょうがない。

 

特に、自己肯定感が低い情報弱者ほど、
こういった闇を過剰に気にしますよね。

 

要は、自分自身の闇から目を背けがら、
自分には闇がまったくない人間に
見られようと必死なのです。

 

そして、お金を稼いだり、
お客さんに価値を提供することよりも
自分の評判の方を気にしているのです。

 

はぁ……そんなことを気にしているから、
ビジネスで成功しないんですよ(苦笑)。

 

「闇は悪いもの」というゆがんだ価値観が
自分を光の存在に見せようとする低俗な欲望を作り
問題の本質を見えなくさせるのです。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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