こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は人間の実力というものを
8割くらいは信用していますが、
完全には信用していません。
例えば、一流コピーライターが書いた文章でも、
せいぜい80点くらいの“でき”だと考えています。
では、どうやれば100点の文章になるのか?
その答えは、マーケティング用語で言うところの、
「ABテスト」の繰り返しですね。
たとえばホームページの文章を作るとき、
2種類のタイトルでAパターンとBパターンを作り
両方のページにアクセスを流してみて、
どちらが反応がいいのかをテストするのです。
そして、反応がよかったタイトルを採用し、
悪かったタイトルをボツにする。
このABテストを、文章の色々な部分で
何十回とやり続けてはじめて
90点~100点の文章になるのです。
さて、最近はやりのプロダクトローンチという
マーケティングの手法について考えてみましょう。
なぜ私がプロダクトローンチが
あまり好きではないかというと、
ABテストをほとんど出来ないからです。
販売期間が短いのでせいぜい数回しか
ABテストをする余裕がありません。
そうすると、80点の文章を
せいぜい82点くらいにするのが精一杯です。
だからこそ、プロダクトローンチって
一発屋の起業家が好むんですよね。
ABテストの回数が少なければ
質の低い文章にならざるを得ないからです。
そして、私が最近感じているのは
強い経営をしている会社ほど
ABテストを繰り返しているということ。
すなわち、経営の評価指標として
ABテストの回数をカウントしているだけで
強い会社になるのではないか、と思うのです。
逆に、ABテストの回数をカウントしなければ
面倒くさいのでテストなんてしないですよね。