こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「結婚なんて、しなくていいよねー!」
「そうそう、何もメリットないし!」
先日私が電車に乗ったとき、こんな話を
目の前のアラサーと思われるギャル2人が
周りが振り返るような大声でしていました。
あまりにも大声なので、嫌でも聞こえてしまう(笑)。
その大声の話の内容から、1人は未婚で、
もう1人は結婚したけれどもすぐに離婚したであろうことを
車内の人たちはすぐに把握しました(笑)。
「まあ、そんな様子では、結婚うまくいかないよね」
と冷めた目で私は見ていましたが(笑)。
ともかく。
私たちのイデオロギー(価値観)というものは、
「自分の現状を肯定するために作られる」
という心理学の法則を覚えておいてください。
なぜ、前述の彼女らは2人とも非婚主義なのか?
それは、結婚していない自分の現状を肯定するには、
非婚主義というイデオロギーでないといけないからです。
非婚主義であれば、自分のことを慰められる、というわけ。
この法則は、世の中すべての人に当てはまります。
競争に勝てるような、優秀な頭や容姿、性格、特技などを
持っている人は競争主義というイデオロギーになります。
「もっと競争を活発にして、努力をした人間が
正当に評価されて報われる社会にしよう!」という価値観です。
一方で、それらを持ちあわせていない人は
競争をしても勝てないので、非競争主義、
すなわち平等主義というイデオロギーになります。
「累進課税にして、お金持ちからお金を取り、
貧富の差を減らして、世の中を平等にすべきだ。
そして貧しい人を庇護しなければ!」という価値観です。
そして、ここからが重要です。
イデオロギーというのは、さらに現状を強化するのです。
・非婚主義の人は、ますます結婚から遠ざかる。
・競争主義の人は、ますます多くのものを手に入れる。
・平等主義の人は、ますます少ないもので我慢をすることになる。
なぜなら、イデオロギーはスコトーマ(盲点)を産むからです。
・非婚主義だと、結婚のメリットが見えにくくなる。
・競争主義だと、平等のメリットが見えにくくなる。
・平等主義だと、競争のメリットが見えにくくなる。
それゆえ、現状を強化していくのです。
私からのご提案は、もしあなたが人生を変えたければ、
自分のイデオロギーを今すぐバッサリ変えて、
新しいイデオロギーを取り入れて欲しいということ。
人生が今うまくいっていないのであれば、
今のイデオロギーにしがみつけばつくほど
ますます現状が悪化していくからです。