こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今から10年以上前、
『ロバート・アレンの実践! 億万長者入門』
という本がはやりました。
この本の著者であるロバート・アレンは
複数の収入源を作る専門家。
彼はネットワークビジネス、情報起業、不動産投資など
色々な方法で不労所得の流れを作っていて、
それらの方法をこの本に書いていました。
ところで、この本のタイトルの日本語訳は少しおかしくて、
原題は『Multiple Streams of Income』ですから
直訳したら『複数の収入の流れ』となります。
これを『ロバート・アレンの実践! 億万長者入門』と訳したのは、
監訳者である経営コンサルタントの神田昌典さんと、
出版社のセンスというわけですね。
それで、ここからが重要です。
こういった本を読むと、情報弱者は
「複数の収入源を私も作りたい!」と
感化されてしまうのですが、これは考えものです。
なぜなら、ロバート・アレン本人は
「複数の収入源を作ろう」と言っていますが、
実際は1つの収入源からの収入が圧倒的に多いからです。
その収入とは、情報起業ですね。
彼は不動産投資からの収入よりも
不動産投資の方法を情報商材などで教えて
高い収入を得ているわけですね。
ロバート・アレン曰く、
「不動産投資なんかをするよりも、
不動産投資の方法を教えた方がはるかに儲かるんだ」(笑)。
まあ当たり前ですよね。
ゴールドラッシュの時も、
一番儲けたのは金を掘った人たちではなく、
その人たちにジーンズを売った、
“リーバイスの創業者、リーバイ・ストラウス”
だということは有名です。
お金を稼ぐ方法を実践するよりも、
お金を稼ぎたい人を対象にしたビジネスの方が
儲かるというのは世の常なのです。
ですので、ロバート・アレンは
「複数の収入源を作ろう!」と言っていますが、
彼のメインの収入源は情報ビジネス1つになのです。
まあ、情報弱者ほど安定思考なので、
1個の収入源だけでは不安だから、
複数の収入源を求めるのでしょう。
が、そういった心理に付け込まれて
カモにされるということに気づきましょうね。
私の知る多くのお金持ち達は
よほどのビジネスの天才でもない限り
1つの収入源がメインになっています。
複数の収入源から均等に収入を得ている人は
本当に一握りですので、私達のような凡人は
1つにフォーカスすることが大切なのです。