こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日の「自己啓発で依存しあう人たち」の内容について、
こんな興味深いご返信をいただきました。
今回の内容、手厳しい表現ではありますが
確かにその通りだと思いました。
依存心を埋めるために、メンター探しや
同類の居場所探しが人生の目的になっていると、
結果的に依存に成功して不安感は解消されますが、
その代償として自己責任能力が育ちにくくなり、
自立に伴う各種能力を伸ばしにくくなりがちですよね。
メンター側は虚栄心を満たすために受講生を利用し、
受講生側は作られた幻想空間に現実逃避する、
そんな相互の利害関係が一致した意識の次元領域なんだな、
と個人的には感じています。
相馬様の見解としてはいかがでしょうか?
そうですね、私も同じ見解です。
自己啓発セミナーの講師と参加者は
どちらか片方が悪いのではなく“双方が悪い”、
いわば共犯関係にあります。
依存するバカ、させるバカということですね。
以前、私はこんな本をご紹介しました。
『サイキック・マフィア─
われわれ霊能者はいかにしてイカサマを行ない、
大金を稼ぎ、客をレイプしていたか』
M・ラマー・キーン(著) 皆神竜太郎(監修) 村上和久(訳)
この本の内容はタイトルのとおりで
スピリチュアル業界で大儲けした人が、
贖罪として業界の闇を暴露した本です。
儀式と称して女性客をレイプしたり、
イカサマの霊媒術や交霊術をしたり。
そして、これと同じようなことが
自己啓発のセミナーでも起きています。
たとえば、自己啓発セミナーの闇を
暴露しているのはこの本ですね。
『洗脳ごっこ─洗脳する人される人』
藤井 康宏 (著)
自己啓発業界もスピリチュアル業界と同じく、
大きな闇があります。
自己啓発セミナーの元祖は
「ライフ・ダイナミクス」というセミナーで
1980年代にはやったものです。
この頃から、自己啓発セミナーの男性講師が
参加者の女性と肉体関係を結ぶようなことは
ごく当たり前に起こってきました。
もちろんこれも“共犯関係”で、
セミナー講師の男性は支配欲を満たすために、
参加者の女性は肉体関係を持つことで
依存心を満たすために、
お互いを利用し合う、おぞましい関係になっています。
私もまあ、昔はこういうことに腹を立てていました。
が、今は法律の範囲内で、周りに迷惑がかからないなら
勝手にやっていてくれ、というのが正直な心境ですね(笑)。
私は、自己啓発のセミナーが好きな依存的な人は
勝手に地獄に落ちればいいと思っているので、
救ってあげたいとは感じません。
コメント
まさにその通りだと思います。
お互いのエゴを満たすための関係。
そしてそれは、職場において仕事を教える側と教えられる側との関係にも、当てはまる事だと思います。
教える側(男性)が、常日頃虚無感を感じていて、自己肯定感の低い人間の場合、教えられる側(女性)が依存体質で甘え上手な場合、
教え教えられの関係が、恋愛感情に似た、共依存関係になり、上手く回ってるうちは良いのですが、本来の目的である自立させ1人前に育てるはずの教育が、いつまでも自分に依存させることによって、自立出来なくなるという大きな弊害が出てきます。
やはり、心の持ち方(自立する)が大切なんですね。