こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
典型的な自己啓発セミナーのトレーナーとか、
スピリチュアルカルトの教祖って、
参加者の劣等感を見つけることがうまいです。
そして、その劣等感を見つけたら
そこをグリグリと攻撃してくるのです。
なぜなら、人は劣等感を責められると弱いからです。
これを業界用語でマインド・レイプと言います。
たとえば、容姿に対して劣等感がある参加者がいたら
やつらは参加者全員の前でそこを攻撃してくるのです。
「あなたって、本当に醜い顔をしているね!」
といった具合に。
すると、その参加者は一気に自己肯定感が下がり、
何かにすがりたい気持ちになります。
その心の間隙(かんげき)に、トレーナーとか教祖は
自分の教典を植え込んでくるわけです。
ゆえに、やつらのセミナーは劣等感を持っている部分への
攻撃から始まるわけですね。
劣等感への攻撃 → 帰依(きえ) → 利益の吸い上げ
という流れになっています。
これはとても皮肉なことです。
劣等感を持っていて生きづらさを感じている情報弱者が、
自己啓発セミナーやスピリチュアルカルトへ
愚かにも参加するわけですが、
やつらは、その劣等感を攻撃することで、
からめ取ろうとしてくるわけです。
言い替えると、からめ取られたくなかったら、
事前に自分の劣等感を克服しておかないといけない、
ということですね。
こういった自己啓発セミナーとか
スピリチュアルカルトでおこなわれてる悪行は
本当にたくさんあって、今日書いたことはほんの一部です。
くわしくは『お金の心理学』の中で話していますし、
それ以外だと、こういった本に書かれているので
興味があれば読んでみてください。
ご参考:マインド・レイプ─自己啓発セミナーの危険な素顔
ドキュメント 塩谷 智美 (著)
ご参考:『洗脳ごっこ』藤井 康宏 (著)