こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
インターネットマーケティングに詳しい人が
出版しても全然売れないということがありますが、
その原因をご存知ですか?
その原因の1つは、出版業界について
著者がよく知らないことです。
例えば、勉強法の本を書いたとして、
ビジネスマン向けの内容にしてしまうと
あまり売れません。
その理由は分かりますか?
対象とする読者層が狭すぎるからです。
ビジネスマンだけでなく、受験生や
資格試験の勉強をしている人にも役に立つ勉強法だと、
その本の売れ行きは3倍くらい増えます。
対象の読者層が3倍くらいに広がるので、
売れ行きもそれに応じて増えるということです。
あるいは、本のタイトルや表紙のデザインも
出版ではとても重要です。
例えば、表紙のデザインを「萌え系」にしてしまうと
その本は売れなくなる傾向があるのですが、
あなたは理由が分かりますか?
多くの読者は「萌え系」の本をレジに持っていくのは
恥ずかしいようで、売れないんですね(笑)。
あと、知っておいてほしいのは、本屋に届いた本を
書店の棚に並べるのは、アルバイトのお兄ちゃんや
お姉ちゃんがやる仕事だということです。
ですので、タイトルが変化球だったりして、
何の本だか分からないと、違う棚に並べられてしまい
対象とする読者層の目に止まらず、売れなくなります。
自己啓発書がサブカルの棚に並んでいても、
自己啓発が好きな読者はサブカルの棚に行かないので
売れないというわけです。
こういった出版業界の特殊な事情を知らないと
いくら良い本だったとしても、いくら広告を打ったとしても、
ちっとも売れないということになってしまいます。