こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ボトルネックとは、読んで字のごとし、
「瓶のクビ」になっている、細い部分をさします。
瓶の底の面積がどれだけ大きくても、
瓶から出る水の量は、一番せまくなっている
瓶のクビの面積によって制限されてしまいます。
転じて、ビジネスの世界では、
問題解決などをするときに、
その出力を決めてしまう制約をさします。
たとえば、多くの起業家の収入のボトルネックは
セールス力やマーケティング力になっていて、
売る力が収入をほとんど決めてしまいます。
ところで。
世の中では、知的に怠惰な人が何も考えずに
「ボトルネックは●●だ!」と断定口調で
言っていることがおおく、私からすると噴飯ものです。
そもそも、ボトルネックについて、
まったく理解していないからです。
・出力はボトルネックによって決まってしまう
・ボトルネック以外の部分を改善しても、
出力はまったく増えない
・ボトルネックを改善しないかぎり
問題が次から次に起こる
・逆に、ボトルネックを改善しさえすれば、
一気に多くの問題が改善する
知的に怠惰な人は、目の前で起きている問題が
出力を決めてしまう最大の要因なのかを見極めずに
格好つけて、ボトルネックと言っているだけなのです。
目の前で起きている問題を
片っ端から解決するのは情報弱者がやることです。
問題解決をしても、
ボトルネックが改善されなければ
何の意味もありません。
私がお金の心理学で、ボトルネックについて
解説しているのはこれが理由です。
ボトルネックを特定せずに
人生でどんどん起こる問題を
片っ端から解決するのって、楽ですよね。
受け身で、ただ目の前の問題に集中すればいいからです。
そして、「問題解決をしている俺、格好いい!」と
1人で自己愛を満たすのです、くだらない。
残酷なことを申し上げますが、
ボトルネックを見つけずに問題解決をするだけでは
人生は絶対に変わりませんね。