こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「相馬さんは、今まで、色々なセミナー参加者を
見てきたと思いますが、どういう人が成功しますか?」
と聞かれたことがあります。
あなたは、これについて、どう予想しますか?
素直なこと? セルフイメージが高いこと?
IQが高いこと? 容姿がよいこと?
実は、成功する人の条件は、
心理学の実験であきらかになっています。
それは、“自制心がある人”です。
自制心とは、その名前のとおり
「自分の欲をコントロールする力」ですね。
心理学の用語で、意志力とも言います。
1970年、マシュマロ・テストという有名な実験を
ウォルター・ミシェルという心理学者がおこないました。
実験では、被験者である子どもにこう聞きます。
「今すぐマシュマロを1個食べてもいいよ。
でも、ちょっとの時間ガマンをすれば
マシュマロを2個あげるけど、どうする?」
全体の1/3の自制心のある子どもはガマンして、
2個のマシュマロにありつけましたが、
残りの2/3の子どもは自制心が弱く、
1個しか食べられませんでした。
興味深いのはこの後です。
この実験で被験者になった子どもたちを
数十年間にわたって追跡調査したところ、
おどろくべきことが分かったのです。
自制心があって、2個のマシュマロに
ありつけた子どもは数十年後、
社会的に成功したのです。
大学の点数も高く、肥満も少なく、
自尊心が高く、目標達成力も高い、
ということが分かったのです。
言い換えると、自制心が低い子どもは
おとなになると、大学の点数が低く、
肥満で、自尊心も目標達成力も低いのです。
まあ、そりゃあ当たり前だと思うでしょう。
「ダイエットは明日から始めよう」と言い訳して、
自分の食欲をコントロールできない人は、
太って当然ですからね(笑)。
くわしくは、こちらの本を読んでみてください。
※とくに、お子さんがいる場合は、ぜひ。
『マシュマロ・テスト:成功する子・しない子』
ウォルター・ ミシェル (著), 柴田 裕之 (翻訳)
自制心が人生でどれほど大切なのか、
深く理解できると思います。
自制心の大切さを分かっていない人ほど
たいてい自制心が低いことが多いので、
ビジネスをやってもまず成功しませんね。
コメント
ぶログや動画を拝見してます。全く新しいきずきや回答をいただき、少しづつ実践してます・人生が何故こんなにいきづまりひとに騙されるのか、ようやくわかりました。それにしても情報弱者のテーマはやくたちました