こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
セルフイメージが低い人の場合、心理学を勉強していないと、完璧主義に憧れたりします。
例えば、スティーブ・ジョブズの、
商品のデザインに対する完璧主義ぶりを見て、
「私もあんな風に、商品に対して完璧主義になって、
良い商品を世の中に出そう!」
というように考えたりするのです。
しかし、「完璧主義は失敗することが多い」とか、
「成功確率が低い」ことが心理学では分かっています。
完璧主義者は、野球で、99%の確率で三振するが、
1%の確率でホームランになるようなもので、
リスクに見合わないリターンなのです。
では、どうすればいいか?
簡単です、4割の確率でヒットをするような
フォームにすればいいのです。
そのフォームとは、すなわち、
「今ある選択肢の中で最も良いものを選ぼう」
という考え方のことです。
この考え方だと、ホームランは狙えないですが、
かわりに、合計で見たら、高得点を狙えるのです。
また、こちらの方がストレスが少なく、
自然体で結果が出ます。
さて、完璧主義はなぜダメなのか?
よく考えれば分かるはずです。
世の中に、完璧なものなどないからです。
何も欠点がない、完全なものなど、
この世に存在しません。
となると、完璧主義者というのは
亀毛兎角(きもうとかく)のように、
存在するはずもない幻想を追い求めることになり、
常にストレスを抱え続けることに
なってしまう、というわけですね。