こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、こんなメールを頂きました。
「大衆は良くも悪くも幻想を求める」と
相馬さんはおっしゃってましたが、
死後の生まれ変わりとか輪廻とかも
幻想であると相馬さんはお考えでしょうか?
相馬さんの死生観を聞きたいです。
そうですね。
私としては、死生観は特にありません。
死後、幽霊になろうと、無になろうと、天国に行こうと、
輪廻しようと、どうでもいいと思っています(笑)。
よく科学で言われるように、
「存在しないことの証明は極めて難しい」ので、
幻想であると断言はできないです。
では、なぜどうでもいいかというと、
どういう死生観にしたとしても、
私にメリットがないからです。
こういう死生観を持つと「収入が上がる」とか、
こういう死生観を持つと「幸福度が上がる」とか、
そういった科学的なデータがあれば、
私は、自分の収入を上げ、幸福度を上げるために
特定の死生観を信じるようにすると思います。
同じことが、労働観にも言えます。
労働観というのも、死生観と同様に、
宗教によって大きく違いますよね。
私は、労働観については、
プロテスタントの労働観である、
「労働とは美徳である」を強く信じています。
それは、プロテスタントが好きというわけではなく、
プロテスタントの労働観だと収入が上がりやすいからです。
※逆に言うと、労働観以外の部分は、
私にまったくメリットがないので、
プロテスタントを信じていません(笑)。
さて、プロテスタントだと労働は美徳なので、
どんどん働くことが奨励されます。
一方、カトリックだと、労働というのは罰(ばつ)です。
アダムとエバが、禁断の木の実を食べたせいで、
神から労働という罰を受けたわけですが、
そんな労働観では働きたくなくなります(笑)。
また、イスラム教の労働観は、
のんびりした遊牧民の労働観であり、
働くことが美徳という感じは受けません。
実際のところ、世界の収入ランキングを見ても、
アメリカやイギリスなど、プロテスタントの国が
上位を占めていますよね?
一方で、収入ランキングの下位は
スペインやイタリアなど、カトリックの国です。
これは、労働観が原因の1つだと私は考えています。
つまり、経済学者のマックス・ヴェーバーの説、
「産業革命以後、資本主義が台頭した理由は
プロテスタントの労働観にある」
というのは、あながち間違いではないと思うのです。
私にとって、労働は美徳なので、
働けることは喜びであり、苦にならないのです。
それこそ、いくら働いてもいい。
こういう労働観だと、
どんどん収入は上がっていきますよ(笑)。