こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、「昔、富士山に登ったときのこと」を書きましたが、
それ以来、ポツポツとご返信を頂きます。
その内容は、
「富士山はどうでしたか? 大変でしたでしょう?」
といったものが多いです。
ですが、実は、私の今回の富士登山は、
かなり楽々でした。
しかも、高山病にしても、そこまで苦しくは
ありませんでした。
私の友人に、かなりの登山経験者がいて、
ハンガーノックにならない食事の方法、水の飲み方、
足のフォーム、靴の履き方、ストックの使い方、
心拍数をあげずに登る方法、着るウェアの選択、などなど、
本当に何から何まで教えてもらって
その通り実践したら、楽に登頂できました。
頭が痛くなった以外は、すごい楽でした。
結局、高山病もほとんど苦しみませんでしたし、
登頂した瞬間は、「え、こんなに楽勝なの?」と
拍子抜けしました。
さて。
私の知り合いの塾の先生は、
「東大に合格するような生徒は、学び始める前に、
学び方を学び始める」と言っていました。
これは、セミナーなどでも同じです。
何か、良い話を聞いて、
「あー、いい話を聞いた」ではダメなんですね。
正しい学び方、真似の仕方。
セミナーから学ぶ前に、これらを学ぶのが鉄則です。
これは、富士登山の時も同じでした。
経験者の言っていることを100%聞いて、
自分なりのアレンジを全く入れない。
たったそれだけで、
拍子抜けするほど簡単に結果が出せるわけです。
ビジネスでも同じですね。
うまく学び、うまく真似するスキルが身につけば
それだけで結果が出せます。
ほとんど苦労しないので、そこに感動はありませんし、
拍子抜けすることが多いです。
よく、お金持ちの成功譚(せいこうたん)を聞くと、
「成功するまでの苦労話」がお涙頂戴と言わんばかりに
話されることが多いですよね。
それはまあ、
・苦しい体験をしなかったと言うと
人から妬まれるから、
あるいは、
・ドラマティックになるように、
という目的で苦労話が入れられている場合があります。
学び方と真似方を覚えれば
別に苦労しなくても結果は出せますよ。
私は、このことに気づくまで、
本当に余計な苦労をしたなあと思います。