こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「私は今、コーチングとNLPを教えているんです」
というセミナー講師にお会いして話をすると、
その人の無知ぶりに驚くことがあります。
(※NLPというのは、心理学の一種です。)
例えば、あなたは、NLPの共同創始者である
リチャード・バンドラーが銃殺の疑いで
起訴されたことがあるのをご存知でしょうか?
1986年11月3日、リチャード・バンドラーの
NLPの生徒であるコリン・クリステンセンが
銃殺されました。
彼女は、コカインの常習者であり、娼婦でした。
そして、バンドラーとバンドラーの友人が
彼女の家を訪れているときに、
その銃殺事件は起こったのです。
警察は、食卓に倒れかかっている彼女の死体と、
彼女の返り血をびっしょり浴びた
リチャード・バンドラーを発見しました。
しかし、その1年2ヶ月後に行われた裁判では、
陪審員は満場一致で、バンドラーに無罪を宣告します。
いかがでしょうか?
このことは、NLPを深く学んでいる人間であれば
知っていてもおかしくない常識なのですが、
それさえも知らない人がいるのです。
あるいは、バンドラーが、共同創始者である
ジョン・グリンダーと「たもと」を分かったことも
知らないセミナー講師がいるのです。
これらの事実は、ずっと前から
英語版のWikipediaにしっかりと書かれてあるからです。
※今確認したら、日本語版のWikipediaにも
いつの間にかどちらも載っていました。(笑)
いずれにせよ、何かを学ぶときは、
しっかりと源流から学ぶということを
意識してもらえたらと思います。
日本国内のNLPトレーナーの話を聞いているだけでは
NLPのバックグラウンドまでは理解できません。
源流をたどるときは、
(1)国内のNLPトレーナー
↓
(2)ロバート・ディルツなどの有名トレーナー
↓
(3)リチャード・バンドラーやジョン・グリンダー
↓
(4)グレゴリー・ベイトソンやミルトン・エリクソン
というように、2~3つは戻って学びましょう。
私もこの業界は長いですが、
薄っぺらい知識しか身につけようとしない人ほど
すぐに一発屋として消えていっていますよ。
気をつけて下さいね。