こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は昔から読書が好きで、
国語の成績が良い、読書少年でした。
大人になってもそれは変わらず、
多い時には月10万円くらいの本代が
かかっていたときもありました。
当時は、 本代 > 家賃 で、
かなりいびつな家計簿になっていたのです。(笑)
それで、この頃、思うところがあって
しばらくの間、読書量を減らしてみようかと思います。
その理由は、感覚や直感を磨くため。
私の強みの1つは、論理的な思考ですが、
この論理的な思考だと、どうにも限界があるからです。
たしかに、この論理的な思考力は
私のことを、今いる場所まで導いてくれた。
けれども、論理では突破できない壁がある。
一度、今までの論理的な思考パターンを横に置き、
感覚や直感を磨いたのち、それらを統合させる。
そんなイメージです。
「論理では突破できない壁」というのは、
例えば、複雑系のこと。
参考:複雑系とは何か。
極めて小さな変化が、
無視できないほどの大きな変化を生み出す時代では、
論理的な思考によって、
・それが無視できる小さな変化なのか、
・それとも無視できない小さな変化なのか、
見極めることは非常に難しい。
なぜなら、論理的な思考というのは
大脳を使うので、処理速度が遅いからです。
そうではなく、処理速度が早い小脳を使って
感覚や直感で見極めないと追いつかないからです。
※近年の、fMRIの実験で、
将棋の棋士の「直感」と深く関わっているのが
小脳だということが分かっています。
私たち人間には、小脳しか、
複雑系に対応できる処理速度の脳がないため、
これを磨きたいと思っているのです。
哲学者ウィトゲンシュタインの言葉を
オマージュして言うならば、
論理で考え尽くせるものを考え尽くした時、
論理で突破できぬ壁を知る、
ということですね。
しばらくは、頭で考えるような本を読むのはやめて、
読むとしても、今まで読んでこなかったような本
(例えば漫画など)を読んでみようと思います。