こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先月、脱税で逮捕された経営者の話を
聞く機会がありました。
その経営者は、当時のことを振り返って
「あれは脱税ではない」と
未だに考えているようでした。(苦笑)
ただ、私の意見としては
「究極の税務署対策は、節税をあきらめて、
しっかりと税金を払うこと」
だと思っています。
「領収書は、全部経費で落とせる」といった
節税の本も売られていますが、
あんな手口はほとんど役に立ちません。
国税庁は、あんな手口は全部知っていますから。
しっかりと税金を納めている人をなめている、
あるいは、国税庁をなめている、
そう思いますね。
ですから、節税をするとしても、
将来の売上につながる経費だけに
限った方がいいのです。
ビジネス書を買うとか、セミナーを受けるとか、
メールマガジンの読者を増やすために広告を打つとか、
お世話になった取引先にお中元・お歳暮を送るとか、
そういった生きたお金の使い方です。
そして、世の中には、売上につながらない
節税の方法がゴマンとありますが、
そんな方法は止めた方がいい。
しっかりと税金を払って、
内部留保(会社における貯金のようなもの)を
残しておいた方が、結果として強い会社になります。
強い会社は貸借対照表の数字が良く、
弱い会社は損益計算書の数字が良いものです。