こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、とある有名な出版社の方と、ランチをしてきました。
そこで話題になったのが、
本の部数を伸ばすのは、「最後は信念」ということ。
いつも、精神論を否定している私が
こんなことを言うのは矛盾していますが、
でも、本当に「最後は信念」なのです。(笑)
私自身、今までの人生で、
それなりの数の出版に携わってきました。
それで、感じるのは、
タイトルや表紙のデザインなど、
マーケティングで何とか5万部までは
売れる可能性があるけれども、
それ以上の部数は、
著者が、狂気の如し情熱や信念を
持っていなければ到達できない、
ということです。
ご存知だと思いますが、ビジネス書というのは、
ほとんどライターが書いています。
普通の経営者は、文章を書くトレーニングなんて
全くしていませんから、まともに読める文を
書けないからです。
ですが、ライターに書いてもらった文章を
そのまま本にしただけではダメなのです。
その文に魂が乗っていないからですね。
やはり、最後は著者が筆を入れて、
魂を乗せないと、売れる本にはなりません。
これは、私自身もそうで、
テクニックを使って書いているメールマガジンは
反応がそこまでありません。
一方で、まるで遺書のような気持ちで
書いたメールマガジンは、
「感動した」というメールがたくさん来るのです。
それこそ、
「メールマガジンの配信ボタンをクリックした直後に
自分が心臓麻痺で死んでしまったとしても、後悔せぬ!」
という気持ちで書いたときは、
メールマガジンの文章にも魂が乗るのです。
肚(はら)から出したメッセージは
相手の肚に伝わるのですね。
一流と二流の差というのは、
肚から出したメッセージの多寡(たか)
なのではないかと常日頃、感じています。